屋上に緑のじゅうたん 省エネ・環境保護に貢献
広州市建築科学研究院建築省エネ研究所では、3年前に屋上にムラサキツユクサを敷き詰め、「緑のじゅうたん」を作った。8月27日、研究者が3年間の成長を経た「緑のじゅうたん」の一部をめくったところ、ムラサキツユクサの根は、屋根に全く損傷をもたらしていないことがわかった。新華社が伝えた。
同研究所と東莞市緑屋環保工程有限公司が共同開発・改良した「屋上の緑のじゅうたん」(ムラサキツユクサ)は、中国南方の屋根の遮熱、屋根の緑化という二つの環境保護問題を効果的に解決できる。
改良されたムラサキツユクサは、水・肥料・農薬・草刈りを必要とせず、一年を通じて自然に成長する。ムラサキツユクサに付属する深さ2cmの土壌が吸収する水の重さは、1平方メートル当たり30キロ以内で、コンクリート建造物の屋上の1平方メートル当たり150キロという最低基準をはるかに下回り、構造の安全に影響することはない。
広州市建築科学研究院の実験データによると、中国南方において、緑化を施した屋上の夏の表面温度は、緑化されていない屋根より約8度低く、屋内の気温も3−4度低い。ムラサキツユクサという「緑のじゅうたん」は、遮熱による省エネと緑化・環境保護という、二重の効果を得ることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月30日