技術実証衛星「実践9号」 正式に交付
中国国家国防科技工業局が明らかにしたところによると、北京で8月21日、技術実証衛星「実践9号」の交付式が開かれ、正式に使用が開始された。人民日報海外版が伝えた。
実践9号は中国民間新技術実証衛星シリーズの1号基で、主に長寿命化・高信頼性、衛星の高精度・高性能、国産中核部品および衛星編隊、衛星間の距離の測定および衛星間リンクなどの実験に用いられ、中国宇宙製品の国産化の能力を高める。
中国国家国防科技工業局によると、軌道上の実験の結果、衛星および実験観測機器、地上応用評価システムは正常に稼働しており、機能と性能が開発の全体要求を満たしたことが証明された。
実践9号のチーフエンジニアの郭宝柱氏は、「技術実証衛星の発展は、海外との差を縮める重要な手段の一つだ。技術実証衛星は衛星工学・宇宙技術の間の橋梁として、宇宙技術のイノベーションを促し、その普及と応用を実現し、開発のリスクを下げ、実験の成功率を高めるといった重要な役割を果たす。実践9号は軌道上で中国の衛星発展が必要とする24種の新製品検証、20数種の国産中核部品および原材料の審査・評価を実施し、中国宇宙技術の各項目で一位に輝いた」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月22日