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モバイルネットワーク端末が急速に普及 速度向上が課題

 中国インターネット情報センターはこのほど、「第32回中国インターネット発展状況統計報告」を発表した。同報告によると、中国のモバイルネットユーザーの数は、2013年6月末時点で4億6400万人に達した。モバイルネットユーザーがネット利用者全体に占める比率は78.5%に達した。しかしながら、モバイルネットワーク端末の急速な普及と同時に、「通信速度が遅い」、「通信料金が高い」と感じるユーザーも増えており、モバイルネットワークの発展を妨げる重要な要因となっている。中国青年報が伝えた。

 モバイルネットワークの通信速度が遅いことについて、易観智庫(EnfoDesk)のアナリストの黄萌氏は、「中国のモバイルネットワークは主に、ウェブサイトの閲覧、データのダウンロード、接続データの伝送という3つの通信速度が遅い」と指摘した。

 世代差が、モバイルネットワークの通信速度に影響する重要な要素となっている。中国移動(チャイナ・モバイル)のデータによると、中国の2Gネットワークのダウンロード速度は最高で0.384Mbpsのみだが、3Gネットワークはその30数倍の14.4Mbpsに達する。これが4Gネットワークの場合、最高で80Mbpsに達する。

 中国工業情報化部は2009年1月、中国移動、国電(チャイナ・テレコム)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)に対して、第3世代モバイル通信(3G)の営業許可証を発行しており、中国は正式に3G時代に突入した。しかし実際には、中国における3G事業の普及率は低い。人民郵電報の科学技術ニュース部の徐勇曾副編集長は、「中国の多くの携帯電話利用者は依然として2Gネットワークを利用しており、3Gネットワークの利用者は30%未満だ」と述べた。

 一方、米国・韓国・日本において、3Gネットワークは全面的に普及している。日本は世界で最も早く3G事業を開始した国だ。日本某通信キャリアの北京研究所の張永生氏は、「2009年3月時点で、日本の3G市場ユーザー数は9963万人に達し、全体の92.7%を占めた。韓国は2007年3月に3Gネットワークを開通させた」と説明した。中国IT情報専門メディアのChina Byteは、「韓国の3Gユーザー数は2009年5月末に2000万人を突破し、3Gユーザーが全体に占める比率は44%に達した」と伝えた。

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