次世代検索エンジン モバイルネットワークが突破口に
中国インターネット市場調査会社「iiMedia Research」はこのほど、2013年第1四半期の携帯電話検索市場に関する報告書を発表した。データによると、同期のユーザー数は前年同期比38.5%増の3億6000万人に達し、市場規模は102.0%増の10億3200万元に達した。人民日報が伝えた。
モバイルネットワークの急速な発展に伴い、検索エンジンのシェア争いも、パソコンからモバイル端末に移っている。パソコン向けの検索エンジン業界の独占とは異なり、モバイル端末の検索エンジンは発展の最中だ。いかに伝統的な検索エンジンの制限を突破し、検索技術のイノベーションを実現するかが、モバイルネットワーク時代の勝利のカギとなっている。
次世代検索エンジンはどのようなものになるか、未来の検索はどのように人々の生活を変化させるか、スマート検索実現にはどのような障壁があるか。これはユーザーと企業の眼前に並べられている問題だ。
◆スマート検索が大勢に
先ほど大ヒットした映画「アイアンマン3」に、次のようなシーンがあった。
・主人公が毎朝目覚めると、何味のワッフルを食べるかと聞かれる。
・道路を運転中、最も適したルートを推薦される。
・重要な戦闘中に、マシンを自動制御する。
これは「ジャーヴィス」と呼ばれる人工知能で、実体を持たないが、いつでもどこでも姿を現し、なんでも実現してくれる。多くの人はこれを、検索エンジンの未来の姿だと考えている。ユーザーは自ら情報を「検索」する必要がなく、そればかりか指示を出さなくても、正確な情報が「自動」で提供されるというわけだ。