神舟10号の飛行士 宇宙から端午の節句を祝う
神舟10号の宇宙飛行士、宇宙から端午の節句を祝う(6月12日、北京航天飛行制御センターの巨大スクリーン) |
6月12日(旧暦の5月5日)、有人宇宙船「神舟10号」で宇宙旅行中の3人の飛行士は、中華民族の伝統的な祝日である端午の節句を宇宙で過ごした。人民日報が伝えた。
本紙記者は12日正午、北京航天飛行制御センターを訪れた。飛行制御ホールの巨大スクリーンには、神舟10号の帰還モジュール内の光景がはっきりと映し出されていた。
3人の宇宙飛行士は午後1時、「端午の節句おめでとう」と書かれたカードを持ち、カメラに向かってお祝いの言葉を述べた。「本日は中華民族の伝統的な祝日、端午の節句です。私たち神舟10号の飛行士は全国人民、全世界の華人に謹んで祝日のお祝いを申し上げます。皆さまが楽しい端午の節句を過ごされますように」
指令長の聶海勝さんは、「宇宙船は軌道に乗ってから正常に運行しており、各種業務が順調に進んでいます。皆さまに感謝を申し上げます」と語った。
宇宙飛行士の張暁光さんは、「私たちの宇宙の生活は始まったばかりで、とてもいい気分です。皆さま、ご心配なく」と述べた。
その後、宇宙飛行士は宇宙船の軌道モジュールに入り、科学研究者が彼らのために準備した祝日のグルメ、あんこ入りのちまきを味わった。地上と異なり、「宇宙のちまき」は保存と過熱をしやすくするため、平たい形をしている。宇宙飛行士に故郷で祝日を過ごす気分を味わってもらうため、科学研究者らは「宇宙のちまき」を笹の葉で包んだ。
中国の宇宙飛行士が宇宙で端午の節句を過ごすのはこれが2回目で、神舟で美味しい「宇宙のちまき」に舌鼓を打つのはこれが初めてだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月13日
有人宇宙船「神舟10号」