第12次五カ年計画 海底長期科学観測網の建設を予定
中国政府網の情報によると、中国国務院はこのほど「国家重大科技インフラ建設中長期計画(2012-2030年)」を配布し、その中で第12次五カ年計画(2011-2015年)期間に、海底長期科学観測網を構築する計画を提起した。中国網が伝えた。
同計画は、「第12次五カ年計画期間、中国の科学技術発展に向け差し迫った必要性が存在し、比較優位性を持ち、科学技術の画期的な進展が予想される分野において、16の重大科学技術インフラ建設を優先的に手配する」と明記した。
同計画はまた、全天候型の長期間連続リアルタイム観測を通じ、海洋内部およびその相互関係を観測するという科学目標を巡り、「光ケーブルによる大陸棚・深海観測システム、無線送信による海底観測網拡張システム、固定プラットフォームによる海底観測網総合ノードシステム、海岸ステーション、サポートシステム、管理センターなどからなる、海底長期科学観測網を構築する」とした。同設備は竣工後、国家海洋安全、深海エネルギー・資源の開発、環境モニタリング、海洋災害予警報などの研究を支援する。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月5日