中国移動 香港でモバイルテレビサービス
【中日対訳】 中国移動通信(チャイナモバイル)傘下の中国移動香港は10日、香港で複数のネットワークやプラットフォームにまたがったモバイルテレビサービス「UTV」をうち出すことを明らかにした。「証券時報」が伝えた。
同サービスの新たなプラットフォームには、新世代のクラウド技術が導入されており、ハードウェアにかかるコストが3割削減され、ブロードバンドのコストは7割削減される。中国移動香港の李帆風董事兼行政総裁(理事兼最高経営責任者(CEO))の説明によると、UTVには8つのチャンネルがあり、同社が番組を制作する総合チャンネル「UOne」と双方向(インタラクティブ)情報チャンネル「TVB」は無料で視聴できる。月額58香港ドル(約618円)のセレクトチャンネル「UTV」では、5つのチャンネルとインドネシアのチャンネルから選択が可能だ。現在、中国独自開発のモバイルテレビ方式「CMMB」に対応した携帯電話は少なく、ほとんどの利用者はモバイルデータ通信やWiFi通信を経由してCMMBのサービスを利用している。中国移動は今後も引き続き無料のチャンネルと有料のチャンネルを増やすという。
李CEOは同サービスで予想される広告収入、利用者数、開発コストなどについて、企業内部ではすでに推計データがあるが、まだ外部には公表できないとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年12月12日