スパコン「天河2号」が2連覇達成、市民の生活を力強くサポート (2)
◆日常生活と密接に関連
敷地面積は720平方メートル、内部メモリ容量1400兆バイト、メモリ総容量1京2400兆バイト、最大運行エネルギー消費量17.8MW--この巨大なコンピュータは、何に用いられるのだろうか。一般人の日常生活に対して、どのような力を発揮するのだろうか。
専門家は、「天河2号のようなスパコンは、科学者の大科学・大プロジェクト・ビッグデータなどの先進分野の問題の解決を促し、日常的な情報の需要と結びつき、産業革新能力を高める任務を担う」と指摘した。
天河2号プロジェクト副総指揮の李楠氏は、「我々の衣食住と天河2号の間には、つながりが存在する。天河2号は新材料の開発を支援し、我々の衣服はデザイン性に優れた快適なものになる。天河2号は科学者のイネ・トウモロコシ・ブタの遺伝子分析を支援し、品種改良を進めることで、より健康的で安全な食を提供する。天河2号は建築物の耐震・防風設計を支援し、建物をより丈夫にする。他にも天気予報が可能で、外出時の提案をしてくれる。さらに新型自動車・航空機・高速鉄道の製造を支援し、我々の交通条件を改善できる」と説明した。
映画「アバター」のCG制作は1年余りの期間を必要としたが、天河2号を使えば1カ月で完成してしまう。2010年に稼働を開始した天河1号は、石油調査・バイオ医薬・CG制作・ハイエンド設備製造・地理情報の5大高性能計算コンピュータになり、国内外の600社余りにサービスを提供した。
専門家は、「スパコンは使用分野の拡大を続けており、科学技術の革新、産業のアップグレード、経済・社会の発展を促すことが可能だ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月21日