2014年2月13日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

Apple新浪騰訊人民微信RSS
人民網日本語版>>写真>>社会

コンテナハウスで暮らす「コンテナ族」 成都

 2014年02月10日13:24
  • 分かち合うへtwitter
  • 分かち合うへyahoo
  • 分かち合うへsina.com
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com

「新居」に洗濯機とエアコンを買い入れた潘渭さん。工事現場に置かれたあるコンテナでは、改造して作られた「台所」で料理をする女性の姿が見られた。コンピュータもテレビもないため、夜は潘渭さんはコンテナハウスの中で携帯電話をいじって過ごす。一部には「2階建て」のコンテナハウスもある。成都の光華大道で、空き地に設置され貸し出されるコンテナハウス。設置作業中のコンテナハウス。
pre
next

 2009年のテレビドラマ「蜗居」(「かたつむりの家」。狭苦しい我が家を指す)は都市部で暮らす現代の若者たちの人気を集め、「蜗居」のライフスタイルが多くの人の共感を呼んだ。現実でも、こうした実生活の例は少なくない。華西都市報が伝えた。

 成都で働く潘渭さんの家は、広さ18平方メートルのコンテナだ。賃料の安いコンテナハウスは、夢を追い求める多くの出稼ぎ労働者のスタート地点となっている。

 春節(旧正月。今年は1月31日)の連休も終わり、安徽省出身の潘渭さんは成都に戻って再び出社することになった。両親は彼の荷物に様々な特産品やお土産を詰め込んでくれた。「冷蔵庫に入れておけば、何日も保つからね」という両親に潘渭さんは、成都市内のビジネスエリアの端で同僚とルームシェアで部屋を借りており、共用のリビングにはエアコンと冷蔵庫があり、彼自身は1部屋を独占している、と話してある。

 しかし実際には、テーブルやイス、クローゼット、ベッド、エアコンや冷蔵庫といった全ての家具・家電を詰め込んだわずか18平方メートルのコンテナが潘渭さんが半年以上住んでいる「自宅」だ。広さ18平方メートルの部屋を成都で普通に借りたなら、1カ月に400元―600元はかかる。しかし潘渭さんが住んでいるコンテナハウスの賃料は1日あたりわずか6元だ。夏は暑く冬は寒く、水や電気を使うのも不便だが、彼は今でもベッドやクロゼット、エアコンなどが全て揃ったコンテナハウスを「我が家」として暮らしている。

 コンテナハウスは成都で2012年から人気を集め始めた。潘渭さんのような「コンテナ族」は同市のあちこちで暮らしており、少なく見積もっても8000人以上はいると見られる。彼らの多くは工事現場で働く作業員で、他の地方からの出稼ぎ労働者もいれば、一部には潘渭さんのようなホワイトカラーや大学生も含まれる。(編集YH)

 「人民網日本語版」2014年2月10日

関連記事

图片列表

コメント

おすすめ