○パキスタンのシャリフ首相、徹底調査を指示
タリバンが「米軍への報復」と犯行声明
在パキスタン中国大使館は23日、今回の事件で中国人が犠牲となったことを確認したと明かした。外交部(外務省)報道官弁公室によると、中国側は、今回の襲撃事件に深い衝撃を受け、犯人に対する深い憤りを感じると非難しているという。
最新情報によると、犠牲者の遺体はパキスタンの首都イスラマバードまで空輸されたという。在パキスタン中国大使館は、パキスタン軍と緊急に連絡を取り合い、張氏の安全確保と救助にあたり、張氏は大使館に無事保護された。また、中国外交部と在パキスタン中国大使館は、事件の適切な処理、生存者の帰国、犠牲者の善後処理に全力にあたるため、緊急措置を発動させた。
イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」は23日、今回の襲撃事件の「犯行声明」を発表した。広報担当者は、「今回の事件は、タリバンに属する武装勢力が行った。 5月に米軍の無人機による襲撃を受け、TTPナンバー2のワリ・ウル・ラフマン容疑者が死亡した事に対する報復だ」と述べた。
パキスタンのナワズ・シャリフ首相は、「極めて残酷で非人道な今回の事件は、決して許されないものだ。パキスタンは、観光客の安全を全力で守る。また、今回の事件を徹底的に調査する」と、事件を厳しく非難した。
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