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<企画>エコ文明貴陽国際フォーラム:エコ文明建設の新たな一歩



 【フォーラム背景】

 ■会期

 エコ文明貴陽国際フォーラム2013年度年次総会が7月19日から21日まで貴州省貴陽市で開催された。

 ■来賓

 スイスのマウラー大統領兼国防相、ドミニカ国のスカーリット首相、トンガのトゥイバカノ首相、タイのニワットタムロン副首相兼商務相が出席した。>>>詳細へ

 このほか、スイス、タイ、イタリアなどの政府関係者、国連環境計画(UNEP)、国際環境保護団体の責任者、国内外の有名学者、世界トップ500社の経営者も出席。>>>詳細へ

 ■内容

 フォーラムのテーマは「エコ文明の建設、グリーン革命・モデルチェンジ」で、議題にはグリーン発展と産業のモデルチェンジ、調和の取れた社会と包括的な発展、エコ修復と環境改善、エコ文化と価値観などが含まれた。>>>詳細へ

  同フォーラムでは、エコ文明建設の支柱として、「グリーン経済」、「公平かつ寛容な社会」、「エコ安全・環境改善」、「人と自然の調和的共存を尊ぶ倫理的価値観」の4つの内容を掲げた。この重要な内容は、同フォーラムで十分に説明され、典型的な導入や対話などの形式により、エコ文明理念の伝播、共有の場の構築、政策の改善と徹底の促進に対して、積極的な作用を発揮した。 同フォーラムは貴州省の実情と結びつけ、エコ観光、エコ農業、山間部経済などの内容の議論を行った。特に「スイスと手を結び、グリーンの飛躍を実現する--スイスと貴州の対話」と題するイベントでは、経験を共有した他に、「東方のスイス」建設という美しい未来図を描き、実務的な協力推進の堅固な基礎を築いた。

 【習近平国家主席はフォーラムを重視】

  習近平国家主席(中共中央総書記)は祝賀の書簡で「今回のフォーラムにはエコ文明建設に対する国際社会共通の関心が凝集されている。フォーラムの成果は必ずや世界全体の環境保護にプラスの貢献を果たすと信じている」と表明。

 また、「環境保護、気候変動対策、エネルギー資源安全保障は全世界共通の試練だ。中国は引き続きしかるべき国際的義務を担い、エコ文明分野で世界各国との交流・協力を踏み込んで展開し、成果の共有を促し、環境の良好な素晴らしいふるさと地球を手を携えて建設する」と強調した。>>>詳細へ 
 
 【フォーラムについての観点】

 ■エコ文明の建設 各国の協力が必要=キッシンジャー氏

  ハーバード大学の博士・教授、米国の元国務長官、著名な外交家・国際問題専門家のヘンリー・キッシンジャー氏はエコ文明貴陽国際フォーラム2013年年次総会や、貴州省の生態文明理念の実践における成果などについて、自らの観点を発表した。キッシンジャー氏は、「エコ環境に関する取り組みは一国だけで実現できるものではなく、多くの国が共同で実現しなければならない。この会議(エコ文明貴陽国際フォーラム)が、できるだけ多くの国と人を集めることに期待する。彼らは自らが提供できる技術支援、相互協力の方法を強調するべきだ」と指摘した。>>>詳細へ

 ■変革の痛みの中にある中国のエネルギー構成
 エコ文明貴陽国際フォーラムに参加した専門家の一部は、中国のエネルギー構成は現在変革の痛みの中にあり、既存の利益構造を打破する必要があるとの認識を示した。

 劉燕華国務院参事は「エネルギー構成に変革の痛みがあるのは、利益集団の利益に触れるからだ」と指摘。現在「再生可能エネルギーは過剰だ」と「中国はエネルギーが不足している」との互いに矛盾する指摘があることが、こうした変革の痛みを表しているとした。

 また「変革の痛みはかなりの部分が体制・制度上の問題だ。新エネルギーはコストが高い。利益集団は高コストのエネルギーは使わず、低コストのエネルギーを使う。現行の管理体制下では、エネルギーは生産企業と供給企業が異なる。後者は独占のきらいもあり、新エネルギーの生産に余り積極的になりえない」と指摘した。>>>詳細へ



 【成果:「貴陽合意」を発表】

 同フォーラムは国家の認可を経た、中国で唯一のエコ文明建設をテーマとする国際フォーラムで、毎年1回定期的に開催される。

 閉幕式では、エコ文明貴陽国際フォーラム秘書長、国際自然保護連合(IUCN)理事会議長の章新勝氏が大会を代表し、「貴陽合意」を発表した。 「貴陽合意」は、エコ文明建設を経済建設・政治建設・文化建設・社会建設の各方面、および全過程に融合させるという全体要求を巡り、次の四つの政策措置を重点的に講じるべきとした。(1)グリーン発展と産業モデルチェンジの加速。(2)社会の調和的かつ寛容な発展の推進。(3)最も厳格な措置による、自然環境の修復と改善。(4)エコを中心とする価値観の普及。>>>詳細へ

 (編集JZ)
 
 「人民網日本語版」2013年7月23日

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