中国公安部 GSK本社側と会見
中国公安部(公安省)が21日夜に発表した情報によると、公安部関連部門の関係者はこのほど北京で、グラクソ・スミスクライン(GSK)の新興市場プレジデントのアッバス・フセイン氏らと会見した。新華社が伝えた。
公安部関連部門の関係者は、「GSK中国法人の一部役員は、医薬品の価格を吊り上げ、販売を拡大し、不当な利益を得るために、関連企業と結託し賄賂という犯罪活動を展開した。これは中国の法律に著しく違反しており、市場の秩序を著しく脅かし、中国の多くの患者の実質的な利益に深刻な損失をもたらすものだ」と指摘。「GSKは負担すべき義務と責任を直視し、謝罪文にあった約束を真剣に履行し、中国警察当局の調査活動に全面的に協力しなければならない。GSK中国法人が、生産と正常な経営活動を早期回復することを願う」と語った。
アッバス・フセイン氏はGSK本社を代表して謝罪を表明し、「本社は中国政府の汚職撲滅の決意と行動を完全に支持し、中国警察当局の調査を全力で支援し、これに協力する。これまでの事業と業務フローを積極的に改善し、中国の患者により良い治療を提供するため貢献したい」と述べた。
GSKの本社は会見後、再び次の内容の声明を発表した。
GSK中国法人の一部役員は、企業内の業務内容を熟知しており、企業内のフローや監督管理を回避し不当な行為をし、中国の法律に抵触した可能性がある。当社はこのような行為を絶対に認めない。
当社は中国政府の汚職根絶の決意と行動、中国政府の医療改革を全力で支持し、すでに中国政府と提携する準備を整えた。当社は中国での経営方式を積極的に研究しており、中国の経済・医療・環境保護目標、および人々のニーズを満たすため重要な貢献を成し遂げたい。また経営方式の調整により、医薬品価格に含まれる経営コストを引き下げ、より多くの中国の患者に当社の高品質な医薬品を提供する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月22日