中国のApp Store 最低販売価格が8元に
米アップル社が運営するアプリケーション販売サイトのApp Storeで、最低販売価格が8元に引き上げられる見込みだ。アップル社がこのほど世界のさまざまなエリアにいる開発者に送った最新バージョンの販売価格設定の提案によると、中国エリアの最低販売価格はこれまでの6元が8元になるという。「京華時報」が伝えた。
アップル社の提案によると、中国エリアの最低販売価格は6元から8元に引き上げられる。米国エリアの最低販売価格は0.99ドルだ。開発者の取り分の最低額は引き続き価格の70%で5.6元となる。米国で1.99ドルのアプリは中国では12元、2.99ドルのアプリは18元で、こちらはこれまでと変わらない。3.99ドルのものは28元となり、これまでより3元値上がりする。4.99ドルのものは30元で据え置きとなり、これ以上の価格のものについては、アップル社はまだ調整の結果を公表していない。
このような価格調整の提案だが、これはアップル社が開発者に向けてうち出した提案に過ぎず、具体的な実施の日取りはまだ明らかになっていない。
2011年11月に、アップル社は中国エリアのApp Store利用者向けに人民元でアプリが買えるサービスをスタートし、最低販売価格を6元と設定した。現在のレートで計算すると、0.99ドルは約6.11元で、6元の設定は不当に低いものとはいえない。
アップル社のこのたびの価格調整計画はさまざまなエリアに及んでおり、ユーロエリアでは最低販売価格が0.89ユーロから0.99ユーロに調整される見込みだ(1ユーロは約129円)。