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世界シンクタンクサミット開催 専門家300人が提言

 第3回世界シンクタンクサミットが28、29両日に北京で行なわれた。各国の政府要職経験者、国際組織や国際シンクタンクの代表300人が出席し、「新たな構造、新たな協力、新たな発展」をテーマに幅広く、踏み込んだ討論を行なった。28日には李克強総理が外国側の主要な出席者と面会。李源潮国家副主席が開幕式で重要なスピーチをした。

 曽培炎・中国国際経済交流センター理事長は式辞で「人類が現在および今後直面するグローバルな重大な問題の解決には、各国政府の共同努力だけでなく、各国のシンクタンクが知恵を出し、将来の計画、主張の提出、政策の解読、世論誘導の面で一層の役割を発揮することも必要だ。各国のシンクタンクは全人類の幸福を図る観点から、知恵の結集という強みを発揮し、先見性ある建設的な方策や措置を提示し、より良い思想産品によって各国の発展と協力を後押しすべきだ」と表明した。

 米国のキッシンジャー元国務長官、日本の鳩山由紀夫元首相、世界貿易機関(WTO)のパスカル・ラミー事務局長、アフリカ連合(AU)のジャン・ピン前委員長、国連のピーター・ランスキー・ティーフェンタール事務次長、米ブルッキングス研究所のジョン・ソーントン理事長ら来賓が開幕式で基調講演を行なった。

 中国の唐家セン元国務委員は同日の晩餐会で基調講演を行ない、現在の国際政治・経済情勢と主要な問題について見解を述べた。

 29日午前には専門家40人余りが「国際経済構造の変化とその影響」「国際政治構造の変化と国際関係の調整」などについて講演を行なった。

 29日午後には「世界経済の状況と回復の道」「中国経済の新たなエンジン」「世界資本市場と世界経済の均衡的発展」「国際関係の調整:シンクタンクの研究判断と企業の方針決定」「世界のエネルギーの新たな構造」の5つの分科会が行なわれた。

 世界シンクタンクサミットは中国国際経済交流センターが主催し、隔年で開催。「人類の知恵を共に享受し、世界の発展を共に図る」との趣旨の下、世界のシンクタンク協力・交流の重要な場となりつつある。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年6月30日

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