ディーゼルオイル リッターあたり0.3元値下げ
国家発展改革委員会は24日に通知を出し、現行の石油製品の価格形成メカニズムを踏まえて、ガソリンとディーゼルオイルの価格をそれぞれ395元と400元引き下げることを決定した。小売価格に換算すると、(全国平均で)90号ガソリンが1リットルあたり0.29元の値下げとなり、0号ディーゼルオイルが同0.34元の値下げになる。引き下げは今月24日の24時に行われる。国内の石油製品の価格設定において新たなメカニズムが運用されるようになってから初めての価格調整の正式な実現であり、過去約9カ月間で最大の値下げ幅となる。
これまで国内の石油製品価格は二者が連動した値下げを実現してきた。ある専門家によると、短期的には国際原油価格の上昇は難しく、5月上旬に国内での次回の価格調整に向けた窓口が開くと、原油価格はさらに値下がりする可能性があるという。
▽2つの調整周期に原油価格の変動が積み重なった結果
4月10日は新たなメカニズムが運用されるようになってから初めての価格調整の窓口だが、変化の幅が1トンあたり50元に達することなく暗礁に乗り上げたため、新たな価格計算の周期における価格調整窓口は4月24日に順延された。
価格調整幅をみると、このたびの価格調整での値下げ幅は過去約9カ月ぶりの最も大きな値下げ幅となった。これについてある業界関係者は意外ではないと話す。中国石油大学工商管理学院の王震院長によると、3月27日に国内の石油製品が値下がりし、それから10営業日に及ぶ石油価格調整周期を経た今月10日には、石油製品価格の変化は小さく、原油価格は未調整だった。このたびの値下げ幅の大きさは、2つの調整周期の間に積み重なった原油価格の変動によるものだという。