日本車の大規模リコール エアバッグ製造業者に大打撃
日本車メーカー4社は4月11日、エアバッグ不具合を理由に、世界で約340万台のリコールを実施すると発表した。そのうちの多くが、タカタ製のエアバッグを採用していた。今回のリコールにより、タカタに3億ドル以上の損失が生じた。ロイター通信の報道を引用し、東方網が伝えた。
タカタは4月18日、「本年度は、今回の日本車の大規模リコールによる影響を受け、300億円の損失が生じた」と発表した。今回リコールの対象となったのはトヨタ、日産、ホンダ、マツダの車種で、エアバッグのインフレータ(膨張装置)に不具合があり、助手席のエアバッグがひとりでに作動したり、シートベルトが使用不可になる恐れがある。
タカタの報道担当者のToyohiro Hishikawa氏は、トヨタのリコール対象車にエアバッグを提供したことを認めたが、4社の計340万台の自動車のうち、タカタ製エアバッグを使用していたのは約200万台のみだった。
海外メディアは、「今回のリコールは、世界のサプライチェーンに存在する深刻な危機を示している。これは共通性の高い部品、もしくは類似した部品への依存度が高まっているためだ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月22日