四川地震、中国経済への影響は限定的=米有力紙
四川省雅安市蘆山県で20日発生した大地震について、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは21日、「中国経済への影響は限定的」とする記事を掲載した。
記事の内容は以下の通り。
今回の地震は中国が低成長、インフレリスクへの対応に努めていたさなかに発生したが、これまでの状況から中国経済への影響は限定的と考えられる。
四川は中国で人口の最も多い省のひとつ。戦略的条件は重要で、急速成長をつづける西部地区への窓口だ。しかし経済的には依然として、あるべきの役割を発揮しておらず、2011年会計年度の域内GDPは2兆1千億元と、全国のわずか4%にとどまっている。
雅安市は省都・成都から約120キロ。観光、農業、自然資源(2008年四川大地震後に移設されたジャイアントパンダ研究センターなど)が経済の中心。香港のデータ提供企業「CEIC」によると、2011年の域内GDPはわずか350億元で、省内総量の一部にとどまった。
潜在的リスクのもうひとつ、インフレについては、2008年の四川大地震後の経験に基づくと、今回も影響は限定的と見込まれる。当時、全国・四川省の消費財価格はいずれも影響を受けなかった。(編集HT)
「人民網日本語版」2013年4月25日
四川省雅安市でM7.0の地震発生