中国、来年は新たな成長源を模索 (2)
中国の一般人はこれにより、より多くの政策的メリットを得ることができる。彼らは欧州・米国を超え、中国の製造業を救う「得意先」として期待されているからだ。
中国の消費者は2012年初頭に、実力を見せつけた。複数のオンラインショッピング記念日は、欧米の記念セールにとって及びもつかない販売業績を記録した。アリババの取引額は、11カ月で1兆元を突破した。宅配員は2013年も忙しくなることが予想され、給与増が期待できる。
中国経済を再構築するもう一つの変化も注目を集めている。
企業経営者はすでに、「人口によるメリット」について議論していない。高齢化、労働力の構造的な不足は給与水準を押し上げており、給与の増加率は物価上昇率、生産力の増加率を上回っている。
「改革のメリット」は、最も注目を集めているキーワードだ。経済工作会議は、改革の日程表・計画に対して明確な要求を出したが、国内外のメディアはこれを経済改革の強力な合図だと分析した。人々は所得分配改革、国有企業改革、財政・税収改革について、想像をふくらませている。
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