2014年3月24日  
 

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中欧の民用機協力が進展 エアバスの中国国産機も (2)

 2014年03月24日15:13
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 工業協力が深化するのにともない、メードインチャイナの実力はエアバスの大型民用航空機で発揮されるだけでなく、さまざまな工業協力の場面で発揮されるようになってきた。

 ワイドボディ機「A350XWB」はエアバスが研究開発した最新の機体だ。エアバス中国法人のゴンザレス最高執行責任者(COO)によると、たくさんの中国企業が同機の設計・製造に関わっている。同機は昨年6月に初飛行に成功してテスト飛行の段階に入り、エアバスと中国との同機をめぐるプロジェクト協力は飛躍的な進展を遂げた。哈飛空客複合材料製造センターは同機の昇降舵の第一弾を引き渡ししており、今年は方向舵(ラダー)の引き渡しを開始する予定だ。成飛民機公司はスポイラーとドロップパネルを担当し、中仏合弁のエアバス(北京)工程技術中心有限公司は同機の設計に直接参加。A350XWBの設計・製造への中国企業の参加は、エアバス天津組立ラインプロジェクトに続く中国・欧州間協力のまた一つの模範になるといえる。

 工業協力の目標は双方が利益を上げることだ。中国は今、国産ナローボディ機「C919」のプロジェクトを鳴り物入りで進めている。今年2月にはエアバスと中国商用飛機有限責任公司が上海市で協力了解覚書に調印し、双方は今後、グローバル航空産業の業界基準の相互運用性、グリーン航空産業の建設、運航の安全など多くの分野で交流と協力を強化していくことになった。一連のプロジェクトが選定され、このうち航空交通の管理・運航の標準化と相互運用性のプロジェクトが最優先で行われる見込みだ。

 エアバスのブチェクCOOによると、エアバスと中国商用飛機公司との協力では今後、グローバル航空産業の基準や発展ルートマップをめぐる両社の知識と経験が共有されることになるという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2014年3月24日

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