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都市化とサービス業が経済発展の新たなエンジンに (3)

 ▽各国は協力を通じて有無を理解し合い、長短を補い合い、世界的な課題にともに対処できる

 サミットの参加者から次のような見方が出された。

 中国の発展は開放・協力によるものであり、世界経済の繁栄にも積極的に貢献するものだ。協力とは各国がそれぞれの有るものと無いものを理解し合い、長所と短所を補い合うもので発展に向けた道だといえる、また世界的な課題にともに挑戦するための必然的な選択ともいえる。

 最近の国際情勢から考えると、協力は厳しい試練にさらされている。さまざまな形の保護主義が世界各地で台頭している。たとえば貿易障壁を設置して海外からの投資を制限したり、ハイテク製品輸出の管理・制限を強化したり、量的緩和政策を無制限に実施したり、自国通貨の値下げを誘導したり、などだ。

 米国のヘンリー・キッシンジャー元国務長官は、「中米は協力して課題に立ち向かえるし、ともに繁栄することができる。これは排他的な関係ではなく、こうした関係に具体的な意義をもたせて政府が直面する問題を解決することが必要だ」と述べた。

 米国の太平洋国際政策評議会のジェラルド・グリーン代表によると、中米両国は世界でもっとも大きな2つの経済体であり、双方の政府や企業は理解し合うことが必要だ。双方にとって、パートナーであることは敵であるよりもはるかに適切なことだという。

 東アジア共同体研究所の鳩山由紀夫理事長(元首相)によると、経済危機を防ぐには関連国同士の協力を強化することがぜひとも必要だ。過度の量的緩和政策が一連のマイナス影響を及ぼしており、資本を必要な量で維持しなければならず、これは過度の資本化ということではないという。

 サミットの参加者から、保護主義が世界経済の復興における最大の障害との見方が出された。現在の世界経済の下ぶれ圧力はかなり大きく、各国は運命共同体であるとの意識を強化し、開放協力の方針を堅持し、さまざまな形の保護主義に反対し、話し合いを通じて経済や貿易の摩擦を適切に解決し、安定的で開放された国際貿易環境を維持しなければならないという。

 インドの中国経済文化促進会のモハマド・サジブ事務局長は次のように述べた。中国が国際市場に視野を広げて投資先を選ぶことを願う。たとえば中国の投資家にとって、インドには大きなチャンスがあるといえる。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年7月2日

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