暴徒の美化は共犯に等しい
新疆維吾爾(ウイグル)自治区ピチャン県で6月26日、17人の暴力テロ活動グループが派出所、鎮政府、商店を相次いで襲撃し、気が狂ったように人民警察と無辜の大衆を刃物で切り殺した。ウイグル族16人、漢族8人の計24人が死亡し、うち2人は女性だった。(文:楊子岩・本紙編集者。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
この事件と新疆維吾爾自治区マラルベシ県、ホータン市で最近発生した一連の暴力事件は、自治区内外の「3つの勢力」(分離独立派、宗教過激派、テロリスト)が新疆を乱そうとする考えを捨てておらず、あらゆる手を尽くして攪乱・破壊活動を実行していることを示している。暴力テロ犯罪者が基層政府を襲撃し、無辜の大衆を殺害した。悪辣な性質、残忍な手段の事件であり、新疆各族人民大衆の生命と財産の安全および新疆社会の安定が深刻に損なわれた。
基本的人間性を失った、人権を公然と侵害するこうした暴力テロ犯罪を国際正義は許さないのが当然である。だが、事件直後から悪意を持つ一部の外国メディアは矢も楯もたまらずに声を上げ、暴力テロ事件は中国の民族政策の逸脱に原因があると誣告した。そして常にテロとの戦いの義士を自任し、傷跡をひけらかして国際世論の同情を買った米国は、なんと新疆での暴力テロ活動を「中国民主運動の始まり」と称し、対テロ問題で再び公然とダブルスタンダードを弄し始めた。
中国の現状を熟知し、真に理解している人なら誰でも、新疆暴力テロ事件の背後に自治区内外の「3つの勢力」という黒幕があること、そして一部の国やメディアの露骨なパフォーマンスによって、新疆の民族団結と新疆社会の調和・安定を破壊するその野心が紛れもなく暴露されたことを知っている。
テロ暴力犯罪は国際社会共通の敵であり、どのような法制も文明社会も容認できないものだ。現代世界は太平ではなく、テロや暴力襲撃事件が時々発生している。イラクやアフガニスタンでのテロ襲撃は言うまでもなく、10数年前の米同時多発テロから少し前に起きたボストンマラソン爆発事件や英国の「一匹狼」テロ襲撃事件まで、一連の事件はみな、テロ暴力襲撃が世界のどこでも根絶できていない難題であり、国際社会は声を揃えて非難し、共通の敵に対して一致団結して怒りを抱くのが当然であることを示している。