山西省 トイレがテーマのレストランが大人気
山西省太原市で先月末、同省初となるトイレがテーマのレストランがオープンした。同店はオープンから2週間が経った今も、独特な雰囲気が多くの若者をひきつけており、連日満席で、週末には約40人の行列ができたこともあるという。来客は「好奇心で訪れた」、「気持ち悪いのも一種の味」などと感想を述べている。中国新聞網が伝えた。
大便の形をしたアイスクリーム、便器をかたどった皿に入った焼きそば--。奇妙な料理が次々と客の前に並べられていくが、全くお構いなしといった様子でおいしそうに食べている。10日に同店を取材したところ、すでに2階席まで満席になり、入口近くで列を作る客もいた。店内を見渡すと、いたるところに「トイレらしさ」があふれている。イスは便器の形、クッションは黄色い大便の形、頭の上にはシャワーヘッドがつるされ、壁にはトイレの張り紙やステッカーが貼られている。ここは「バスルーム」を模した内装が施されているのだ。
レストランを訪れた李さんは「とてもユニーク。80年代生まれなので、青春が終わる前に流行に乗ってみた。こういう環境で食事するのはどういう感じか試してみたかった」と語る。今日は李さんの誕生日パーティーなのだという。
80年代生まれの石さんは、4歳の娘と共に同店を訪れた。「ちょっと変わっていて面白い。今日は娘に体験させたくて訪れた」と語る。インタビューの途中、石さんの娘は食器で遊んだり、きょろきょろしたりと興味が尽きないようだった。
レストランのオーナーは「レストランの座席数は約60席だが、ほとんど毎日満席になる。客は80年代生まれ、90年代生まれの若者が多いが、30代の子供連れ夫婦も少なくない。週末は行列ができることもある」と語る。
ある年配の人にこの店について紹介したところ、首を横に振り、「こんなところで食事なんてできるのか?気持ち悪くないのか?」と語った。これを聞いたある来客は「気持ち悪いのも一種の味」と平気そうな顔で答えた。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年9月11日