独身女性、「七夕の日だけの恋人」募集
「中国のバレンタインデー」の「七夕」にあたる13日(旧暦7月7日)、カップル限定の特別メニューを用意しているレストランも多い。恋人同士だけに与えられている特典を横目で見ながら、恋人のいない女性は、「ネット上でレンタル恋人を募集して、七夕だけ恋人同士に成りすます」ことを思いついた。東北新聞網が報じた。
瀋陽に住む呉さんと3人の親友は数日前、七夕当日に遊園地に遊びに行くことを約束した。独身女性だけで「パーっと遊ぼう」という訳だ。
友人の一人が遊園地の公式サイトにアクセスしたところ、「七夕期間の3日間、カップルで入場券を購入すると25%引き」というキャンペーンを見つけた。つまり、入場券1枚あたり、通常価格より50元(約800円)ほど安く、団体購入価格よりも20元(約320円)ほど安くなる。呉さんは、「入場券4枚を、この特典を使って購入するとしたら、あと少しお金を足すだけで、4人分の食事代が賄える」と話した。
遊園地に遊びに行く客の状況について、それほど厳しくチェックされることはあり得ないと判断した呉さんら4人は、「一緒に遊園地に行ってくれる同僚や同窓の独身男性を探し、彼らに協力してもらい、割引切符をゲットしよう」と思いついた。もし適当な男性が見つからない場合は、自分達と同じようなことを考えている男性達をネット上で募集し、互いに協力して安い入場券を手に入れようと考えた。
呉さんは、「私たちと同じことを考えている独身男性は、実際少なくなかった。中には、ネット上で恋人を募集し、一緒に祝日を過ごそうという人もいた」と語った。
○ネットユーザからのツッコミ:「カップル優待に、独身はどうやって耐え忍ぶ?」
独身ネットユーザの中には、「恋人同士は七夕を一緒に過ごす相手がいる上、優待まで受けることができる。我々独身は、このような惨い仕打ちに、どうやって耐え忍ぶことができるだろう?」と思わず胸の内を吐露する人もいた。
独身ネットユーザ「飛天小猪」さん:「七夕にあたり、パートナーのいない独り者のことも、少しは考えてくれても良いのではないか?幸せと割引を両方とも享受しているカップル達が、街を独占している。その特典を独り者には分け与えてくれないとは、あまりにも独り者が惨めではないか?」
張さん:「七夕はすでに、恋人たちだけの『特別の日』から、若い独身者が集い、交流を深めるための口実となっている。一部のマーケットが企画・実施している独身者のためのお見合いパーティも、なかなか悪くない」(編集KM)
「人民網日本語版」2013年8月13日