招商銀行が「微信」使ったサービス拡大 混雑度も確認可
招商銀行(CMB)の浙江省寧波支店は11日、無料メッセンジャー「微信(ウィーチャット)」を利用した「微信銀行」を立ち上げたことを明らかにした。同店のクレジットカードセンターはこれまでにも「微信」を利用したカスタマーサービスを提供していたが、同サービスをベースにこのほど、銀行業界初となる「微信銀行」を打ち出した。銭江晩報が報じた。
グレードアップした「微信銀行」は、デビットカードの口座情報確認や振込・振替、クレジットカードの使用状況確認、クレジットの返済、ポイント確認などカード関連のサービスのほか、ローン申請やカード申し込みの手続き、携帯電話やガス、電気などの料金支払い、手続きの予約、他行の資金統一などの便利なサービスをカバーしている。
また、「微信銀行」のオンラインカスタマーサービスでは、顧客の質問にリアルタイムで答えてくれる。
このほか、「微信銀行」には各支店の位置を示す地図や手続きを待っている人の人数などを調べる機能も設置されている。利用者は、付近のどの支店が最も空いているかを知ることができる。
一方、心配される個人情報の漏えいに対しても、同サービスは万全の対策を講じている。「微信銀行」は顧客の個人情報に関する機能は全て、モバイルバンキングを利用して処理されるため、ネット上で入力したデータが漏えいしたとしても、個人情報自体が漏えいする心配はない。
さらに、ユーザーがモバイルバンキングからログアウトするか、携帯のブラウザを終了させると、携帯内に一時的に保存されていた口座のパスワードなどの情報は全て自動的に消去されるため、携帯に残ることはない。また、モバイルバンキングにログインした後、一定時間操作がなかった場合も、自動的にログアウトされる。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年8月13日