きょうの人民日報「微博」--北京市、ルームシェアの規制に乗り出す
家賃が高く、1軒の借家を大勢でシェアするというケースが増加している北京市。同市は18日、1軒の借家で、住居者の1人当たりの面積が5平方メートル(約3畳)を下回ってはならず、1部屋当たりの居住者が3人以上であってはならないとの通知を出した。ただ、目先の問題をなんとか抑制しようとするより、市民の立場に立った、思いやりある解決策を考えるほうが、効果的ではないだろうか。実際には、ルームシェアをしている人々は、北京にとって、大きな労働力となっている。大都市を回転させるためには、このような小さな歯車が欠かせず、小さな歯車にも、帰る「家」が必要だ。
【24坪の借家を25人がシェア、北京市が規制に乗り出す】北京市内のある80平方メートル(約24坪)の借家には、なんと25人がルームシェアしている。一方、同市は18日、ルームシェアを規制する通知を出した。秩序を守るという動機は良いものだが、政府のこのような干渉が、地方から北京に出てきて働き「北漂」と呼ばれているグループの住む場所を奪うことにもなりかねない。問題を根本的に解決するためには、さらに多くの「保障」を提供し、「北漂」が働く場所も、去る時の保障も得られるようにしなければならない。