「キスの空白期間ランキング」 上海は1週間、江蘇省は3年
最後にキスしたのはいつ?--中国の某婚活サイトがこのほど発表した、「キスの空白期間全国ランキング」によると、江蘇省の独身者の「キスの空白期間」は平均36カ月で、3年以上キスをしていない独身の若者が75%に達し、悲しいことにランキングの1位となった。一方、最下位だったのは上海で、「キスの空白期間」はわずか1週間と、最もロマンティックな地域と言える。このデータが発表されるとネット上でたちまち話題になり、あるネットユーザーは「道理で江蘇省ではお見合い番組が大人気なわけだ」と指摘した。揚子晩報が伝えた。
空白期間(中国語:空窓期)という単語は台湾で発生し、最初は失恋から新たな恋愛を始めるまでの期間を指したが、後に様々な物事の空白期間を指すようになった。
ランキングのその他のデータも興味深い。例えば四川省の80後(1980年代生まれ)は、キスの空白期間の平均が27.7カ月に達し、80後としては唯一1960年代生まれの独身者の平均(23.8カ月)を上回った。
河北省は独身者のキス空白期間が平均6カ月だったが、注目すべきは男性の同性とのキス率が全国平均を19%上回った点だ。
また山東省では、独身者のキス空白期間が平均1カ月だったが、若者のキス未経験者が最も多かった。
このユニークなランキングに、「統計局も真っ青」、「つまらないランキング。調査サンプル数も疑わしい」と疑問を呈する声がある一方で、調査データと自分の現状を比べて「心がナイフで刺されたように感じる」とするコメントも多い。あるネットユーザーは「私が回答したら悲しいことになる。子どものときに家族にキスされて以来だから、私のキス空白期間は20年以上だ」とコメントした。
キス空白期間のランキングには意義があるのだろうか?専門家は、「あまり厳しく責める必要はない。キスは故意に避けるべき話題でもないし、ランキングに何の意義もないわけでもない。例えば、中国人は西洋人と比べ、感情の表現が積極的ではない。これは今、多くの若者が婚期を逃したり、一部の家庭で家族間の感情が冷める原因の1つとなっている」と指摘する。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年7月18日