北京地下鉄軍博駅、10月に1・9号線乗換駅に
北京軌道交通建設管理公司は27日、地下鉄9号線の軍事博物館駅(軍博駅)が今年10月に完成、営業を開始すると発表した。1号線の乗客は、同駅で9号線に乗り換え、北京西駅に到達することが可能となる。京華時報が報じた。
9号線北区間が昨年末に開通して以来、房山線は他線との連結における孤立状態から抜け出し、4号線と6号線への乗り換えが可能となった。また、北京の主要交通ターミナルである北京西駅も地下鉄ネットワークに組み入れられた。しかし、現段階では、9号線が軍博駅に停車しないため、1号線の乗客が9号線に乗り換える術はなく、北京西駅に向かう乗客にとって不便さは変わらず、市バスに乗るか徒歩で移動するしか方法はなかった。1号線の乗客が北京西駅に向かう場合、軍事博物館で下車して市バスに乗り換えるのが一般的という。9号線軍博駅が営業を開始すると、1号線の乗客は同駅で9号線に乗り換えて北京西駅に向かうことが可能となり、時間的にも約10分短縮できる。
工事を担当している中国鉄建十四局によると、9号線軍博駅は昨年末に竣工し、開業できる状態になっているが、1号線駅との連絡通路が完成していないという。現在、北側の連絡通路はほぼ完成し、南側通路が工事中だが、10月には全面完成、営業開始の予定。
■軍博駅、博物館にちなんだ駅構内の装飾
9号線軍博駅は、北京地下鉄線全駅のなかでも、重点装飾駅に指定されている。駅は高く大きな白い丸天井が、数枚の天窓で装飾され、シンプルで厳かな雰囲気を醸し出している。9号線軍博駅は9号線の他の駅とは全く趣が異なり、軍事博物館の雰囲気が濃厚に現れている。ソ連式建築の博物館の面影を忍ばせた支柱や壁面は、石材が重々しさを示しており、軍事風装飾デザインが施されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年5月28日