北京、煙霧赤色警報を新たに設定
気象災害早期警戒信号4種を改定 5回目の中国「全国防災デー」となる5月12日に先立ち、北京市気象局は9日、新版「北京市気象災害早期警戒信号・防護ガイド」を発表、4種類の気象災害(煙霧、砂塵、台風、道路凍結)に関する早期警戒信号の改定を行い、防護の手引きの分かり易さと実用性を高めた。人民日報が報じた。
今回の改正では、煙霧警報については、現行の黄色とオレンジ色の2種類に加え、新たに赤色警報が新設された。各色の警戒レベルは、黄色が中度、オレンジ色が重度、赤色が深刻な重度。また、レベル判定のための指標として、従来の視程や大気中の湿度に加え、PM2.5濃度も指標の一つに組み込まれた。砂塵警報については、青色警報が新しく追加された。この青色警報は、12時間以内に揚沙(強風で視程10-1キロ)や浮塵(弱風で視程10-1キロ)が発生する可能性がある場合、もしくは、すでに発生した揚沙や砂埃が続く場合に発令される。また、台風警報とみぞれ警報の指標も、今回の改正で追加された。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年5月10日