中国で慈善活動を14年間続けた米国人が死去
山東省聊城市の小学校、病院、村民にお金や物品を何度も寄付し、「山東慈善大使」や「中華慈善大使」などに選ばれた米国出身の牧琳愛(Eunice Moe Brock)さんの告別式が2日、市内の葬儀場で営まれ、故人の親族や親しかった友人達、社会各界の人士らが彼女に最後の別れを告げた。人民日報が報じた。
社会各界の多くの人々が告別式に参列、牧琳愛さんを見送った。告別式終了後、彼女の遺体は、故人の遺志により、医学研究のために済南力明医学院に移された。
牧琳愛さんは、1917年8月11日に河北省で生まれ、13歳の時に家族とともに米国に戻った。1999年、当時82歳の彼女は、米国の自宅を整理し、聊城に引っ越した。その後、現地の小学校、病院、村民にお金や物品を何度も寄付し、現地の農村発展を支援し、「山東慈善大使」「中華慈善大使」などの称号を得た。2009年7月24日、牧琳愛さんは、山東省から中国版「グリーンカード」を与えられ、永住権を獲得した。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年5月3日