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評論家「北京は高所得者が住む所」、ネット大炎上=中国

有名な財政・経済評論家の葉檀氏

 中国の有名な財政・経済評論家の葉檀氏はこのほど、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の中国語版サイト「FT中文網」に、「北京には高收入のグループしか住むことができない。地方から北京に出てきて働いている『北漂』は北京から出て行ったほうがいい」とする論説を掲載。ネットユーザーらから厳しい意見が殺到し、ネット上が炎上した。人民網が報じた。

 葉氏は同論説で、「北京に住むことができるのは高收入のグループ。資源の束縛という観点から考えても高收入のグループしか住めない。マンションの空き部屋が多いという現象は、富豪が不動産を投資の対象とし、急騰するのを待って高額の収益を確保しようとしていることを表している。そして、家賃の高騰により、生活に必要なコストも上がるばかり。同市は、人口の抑制を政府の功績管理に盛り込んでいることからも、普通の北漂は歓迎されていないことが分かる。自ら同市を離れるか、もしくは生活コストの上昇が原因で、仕方なく離れるかのどちらかになってしまう」との見方を示した。

 同論説に、ネットユーザーから「でたらめだ」と反発の声が相次いだ。以下はネットユーザーのコメント。

 「葉氏の記事はでたらめで、なんの価値もない。低収入のグループと北漂を一緒にするのはやめてほしい。自分の教授という身分を使って、北京で必死に働く人をバカにするのはやめてほしい」

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