「地下鉄には怪人が潜んでいる。怪人はそれぞれ必殺技を使って、周囲の人を圧倒し、完全犯罪をやってのける。そして車両の中で、その怪人を見つけても、恐怖のあまり抵抗できるものは誰もいない。それが地下鉄の怪人18面相」。中国のあるネットユーザーが最近、地下鉄で遭遇する迷惑な乗客を描いた「地下鉄の怪人18面相」の内容だ。同イラストは投稿されると同時に、ネットユーザーらの間で話題となり、「おもしろい。本当にそのとおり」と同調する声が寄せられている。 楚天都市報が報じた。
■迷惑な怪人
会社員の陳さんにとって地下鉄は生活の一部。「これら怪人には毎日遭遇しており、もう珍しくともなんともなくなっている。香水の匂いをプンプンさせている乗客は本当に迷惑。それから、ひっきりなしに話す乗客。本当に頭が痛くなる」
一方、湖北省武漢市武昌区の高校で教師をしている王さん(女性)は、「これら以外に、駅について、車両から降りる人がまだ降りていないのに、競うように乗って来る怪人もいる。もうちょっとで降りるという所で、乗って来る人の波に押し戻されたことが何度かある。そこまでして、席を確保する必要ある?下車するのも容易でない」とこぼしている。
中でも、最も迷惑なのが、セクハラと痴漢。痴漢に関しては、遭遇したら通報しなければならない。
■許せる怪人
一方、「怪人」に指定されてしまった人からは、不満の声も聞こえてくる。電子製品を一時も手放せないというあるネットユーザーは「俺が、伝説の『ゲーム達人怪人』。地下鉄で場所を見つけてゲームをして何が悪いというのか。ゲームをしないなら何をすればいいのか。居眠りならもっと見苦しい」。
また、あるショッピングセンターで働く劉さん(女性)は、全ての「怪人」が受け入れられないというわけではないと指摘。「例えば、『新聞を広げて読んでいる怪人』は、他の人の迷惑にならず、公共の設備に危害を加えたりするのでない限り、特に大きな問題はない。これまで、見苦しいとなると、外には出られない。家の布団の中にこもっているほうがまだまし。でも、ゴミをポイ捨てしたり、他の人の足を踏んだりするマナー違反は絶対にやめてほしい」。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年4月9日
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