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中国で毎年延べ100万人が整形 世界3位に

 科学技術で自分の容姿を変える整形手術は、世界的な一大ブームを引き起こしている。1月31日付英デイリー・テレグラフ紙は、「国際美容外科学会(ISAPS)が発表した直近の調査データによると、2011年に世界で1500万人が整形手術を受けた。世界で最も整形を好む国は韓国で、77人中1人が整形手術を受けたことがある。整形手術の件数に基づき統計を取るならば、米国が1位となる。中国は毎年延べ105万人で3位となった」と伝えた。生命時報が伝えた。

 ISAPSの調査によると、整形手術を受けた比率が最高の国家は韓国(1000人中延べ13.5人)であり、韓国の整形人数は現在も増加を続けている。2位はギリシャ(延べ12.5人)、3位はイタリア(延べ11.6人)、4位は米国(延べ9.9人)、5位はコロンビア(延べ7.9人)。中国は総人口が多いため、後ろから2番目の延べ1.05人となり、最下位のインド(延べ0.47人)を1位上回った。しかし中国の整形手術の総量は侮れない。プチ整形、豊胸手術、シワ取り注射、脂肪吸引などを含む整形手術総量の統計データによると、米国が1位(延べ311万人)、ブラジルが2位(延べ145万人)、中国が3位(延べ105万人)、日本が4位(延べ95万人)、韓国が7位(延べ65万人)となった。

 各国の整形手術に対するニーズは異なっている。調査によると、アジアでは鼻の整形手術の人気が最も高く、中国・日本・韓国は鼻整形でトップ5に入っている。豊胸手術では米国が1位、ブラジルが2位、メキシコが3位、イタリアが4位、中国が5位となった。目の整形手術では、米国が1位、ブラジルが2位となった。

 ISAPSは、すべての整形手術のうち、シワ取り・シミ取り・脱毛などのメスを用いない手術が全体の5割弱を占めているとした。メスを用いる手術では、脂肪吸引手術が最多となった。英エコノミスト誌は、「近年、先進国および一部の新興国で肥満者数が急増していることが、その原因となった可能性がある」と分析した。

 中国の整形手術が毎年延べ100万人以上に達しているという調査結果に対して、北京大学第三医院整形美容外科主任医師、博士課程指導教員の李健寧氏は、「これは驚くほどのことではない。個人的には、近年整形手術をする人が明らかに増加しているように感じられる。当病院の整形手術は、毎年約1万例に達する」と述べた。

 李氏によると、先天性の奇形もしくは事故による外傷を整形する人と、純粋に美容目的で整形をする人の二つに分けることができる。李氏は、「以前は病院を訪れ整形手術を行う人のほとんどが前者であった。しかし現在は、10人中9人が後者だ。整形手術は以前ならば、二重まぶたや鼻を高くする整形手術が中心だった。これは審美観が西側諸国による影響を受けたためだ。現在の整形手術はより多元化しており、豊胸、シワ取り、小顔注射の人気が高く、人々の美に対する厳しい要求を示している」と語った。

 美を愛でる、これは人の天性だ。李氏は、「整形手術の増加は、経済発展と一定のつながりを持っている。日本と韓国では、オリンピックが開催されてから20年弱の期間に渡り、整形ブームが起きた。整形技術の向上に伴い人々の懸念が低下しているが、整形を希望する人は正規の病院を訪れ、自らの客観的条件に基づき医師と十分に相談してから手術するべきだ。美の基準はさまざまだ。心理的に未熟な未成年者は、軽率に整形手術するべきではなく、重点を内在的な気質の方に置くべきだ」と提案した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年2月20日

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