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北京の車ナンバー抽選、同じ名前が連続当選 「抽選王」と話題に

 北京市で乗用車購入に際して行われるナンバプレート抽選会の当選者リストに、同じ名前が7回連続で挙がり、「抽選王」と話題になっているとの報道について、市乗用車指標管理弁公室は29日、「抽選申請人の名前が重なるのはごく普通に見られる現象で、抽選結果は名前ではなく、申請番号に準拠する」と回答した。「人民日報」が伝えた。

 報道によると、7回連続で当選している名前は「劉雪梅」。ナンバープレート当選者リストに連続7期、計8回も登場しているという。

 実際、8回登場した「劉雪梅」の申請番号はいずれも異なる。同弁公室によると、抽選過程において、申請人の名前が重なる現象はごく普通に見られることで、抽選システムにより、申請人の名前が重なっていても、それぞれの申請人にはアトランダムに抽出した異なる申請番号が与えられ、抽選結果を調べる際には、名前ではなく申請番号で確認するという。

 同弁公室が公表したデータによると、「王磊」という名前の申請者は1439人中377人が当選しており、当選確率は26.2%。「劉洋」は1465人中376人で25.7%。「張建軍」は282人中75人で26.2%。「劉雪梅」は75中20人で26.7%。これは、名前が重複することはごく正常で一般的な現象であることを示している。

 一方、第1回目の抽選から今までの当選確率は26.3%(167万6147人中44万1195人)。当選頻度の高いと報じられた名前の当選確率と全体的な平均当選確率はほぼ一致している。

 同弁公室は「抽選王」といわれる現象を明確に解明すると同時に、改めて抽選過程の公平さを強調した。「乗用車ナンバープレート登録枠の抽選・割当手続きは国の安全や情報を担当する関連部門の検査を経ており、抽選は規律検査監督者と公証人の監督・公証のもとで行われている。さらに、抽選現場には市の人民代表や政治協商会議委員、申請者代表の参加を要請すると同時に、メディアにも開放しており、各過程において『公平・公正・公開』を確保している」

 北京市は2011年1月から乗用車ナンバープレートの新規登録に抽選制を導入。2011年と2012年に割り当てられたナンバープレート登録枠は各24万件、月平均で2万件、うち個人が88%を占めている。申請者の増加に伴い、競争率はますます上昇している。最近行われた抽選では、乗用車ナンバープレートの申請者計126万4862人のうち、当選は1万8832人。競争率は67.2倍(当選確率は0.014%)と過去最高を記録した。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2012年12月3日


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