「中国の夢」を後押しする「雷鋒精神」 (2)
「人の命には限りがあるが、人民への奉仕は限りがない。限りある命を無限の人民への奉仕に投げ出したい」という「雷鋒精神」について、韓国の中国政経文化研究院の李映周・理事長は、「雷鋒精神と中国共産党の執政理念とは、同じ源流から流れ出ている。『執政為民(民のための執政)』を目標として、中国共産党は、中国人民を率い、民族復興に向かい、一日も早く『中国の夢』を実現させるべきだ」との見方を示した。
世界各国は、好奇心で胸を一杯にしながら、「中国の奇跡」の原動力となったものが何なのかを突き止めようとしている。「雷鋒精神」がいかに中国人の心の奥底に浸透しているかに注目すれば、その答えは容易に見つかるだろう。日進月歩の経済発展であれ、地震による廃墟からの新しい都市の勃興であれ、あらゆる個々の「奇跡」の背後には、自己犠牲の精神が結集している。雷鋒精神は、中国人の精神世界における「大きなシンボル」となり、「中国の夢」を追求する上でなくてはならないパワーとなっている。
国家が良好な状態にあり、民族が良好な状態であって初めて、人々に幸せが訪れる。「雷鋒に学ぶ日」は、両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)も開催されている素晴らしい春の日だ。時間的な偶然の一致に限らず、中国人の精神的ムードも非常に良くマッチしている。人民という大きな山は、小さな草木である一人一人で成り立っている。民族復興という偉大なる事業は、永遠に錆びることとないネジである一人一人によって成し遂げられる。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年3月5日