|
ミサイル駆逐艦「瀋陽」 |
1日午前10時頃、駆逐艦4隻、護衛艦2隻、総合補給艦1隻からなる海軍艦隊が中露合同軍事演習「海上連合2013」に参加するため、青島の某軍港を出港した。中国海軍にとっては、大艦隊を編成して基地を遠く離れ、保障体制がない中、他国で参加する初の合同軍事演習だ。呉勝利中央軍事委員(海軍司令官)が埠頭で見送った。中国軍網が伝えた。
呉氏は「中露海上合同軍事演習の実施は、両国指導者の合意を貫徹実施し、中露包括的・戦略的協力パートナーシップを強固にし、深化する重要な措置だ。今回はロシア側が中心となって合同軍事演習を組織する。昨年の中露海上合同演習の延長・深化であると同時に、中露海上合同演習の制度化、常態化メカニズムの形成を示すものでもあり、中露両国・両軍の戦略面の相互信頼と伝統的友情を一段と強化し、海上の安全保障上の脅威への共同対処能力を向上し、世界の平和と地域の安定を共同で守る断固たる決意をはっきりと示す上で、重大な戦略的意義を持つ」と述べた。
また「今回は北海艦隊、南海艦隊の艦艇からなる艦隊が参加する。わが海軍にとって過去最多の兵力を国外に派遣する外国との合同演習であり、規模が大きく、内容が整い、実弾射撃が多く、組織・指揮要求水準が高い。艦隊の全将兵は党中央、中央軍事委員会、習主席の戦略意図を断固貫徹し、合同演習の重大な政治的意義、軍事的意義を十分に認識し、『戦争ができ、戦争に勝利できる』との指示に照らし、組織・指導を強化し、入念に計画・実施し、複雑な状況に立脚して綿密に準備を仕上げなければならない。いかなる試練にも耐えうる人民海軍の軍事・政治的資質と優良な戦闘作風を実際の行動によって存分に示し、威武の軍、文明の軍、平和の軍としてのわが軍の良好なイメージを存分に示し、使命に忠実に、重大な委託に背かず、演習任務を申し分なく完了し、国家のために栄誉を勝ち取り、軍のために栄誉を勝ち取り、海軍のために栄誉を勝ち取らなければならない」と指摘した。
今回の演習に参加する中国艦隊はミサイル駆逐艦「瀋陽」「石家荘」「武漢」「蘭州」、ミサイル護衛艦「煙台」「塩城」、総合補給艦「洪沢湖」で編成。双方はロシア・ピョートル大帝湾周辺海域で合同対空演習、乗っ取られた船舶の合同解放演習、海上目標攻撃演習、実弾演習などを行なう。両海軍は演習期間に様々な文化交流活動も行なう。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年7月2日
[1] [2] [3] [4] [5] [6]