プーチン大統領「スノーデン氏はまだ空港にいる」
ロシアのプーチン大統領は25日、訪問先のフィンランドで記者会見し、スノーデン氏が現在もモスクワのシェレメチェボ空港のトランジットゾーンにいることを明かし、乗り継ぎのためロシアに来るのにビザその他の書類は不要だと述べた。また「ロシアの情報機関はスノーデン氏と協力していないし、そのつもりもない。したがって米側のロシアに対する非難には全く根拠がない。また、露米間に犯罪人引き渡し協定はなく、米側に人を渡すことはない」とする一方で、スノーデン氏ができるだけ早くロシアを離れること、この件が露米関係に悪影響を生じないことを望むとも述べた。
ロシアメディアによるとスノーデン氏は24日にキューバへ向かう計画だったが、飛行機がハバナに到着した後、機長は報道陣の質問にスノーデン氏という名の乗客はいなかったと答えた。スノーデン氏の行方を捉えるために報道陣30人が同便の航空券を購入したが、何一つ収穫がなかった。
ベラルーシがスノーデン氏に政治的庇護を提供するとの報道もあったが、ベラルーシ外務省は25日、このうわさを否定。同国のある外交官はスノーデン氏からそのような要請はないと述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月26日