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会談前に習近平国家主席はアッバス大統領のために歓迎式典を催した。 |
中国の習近平国家主席は6日、北京の人民大会堂で、訪中しているパレスチナのアッバス大統領と会談した。新華網が伝えた。
習主席は「アラブ・中東地域の国家元首が訪中したのは中国の新政権発足後初めて。アッバス氏とお会いできてうれしい」と大統領の訪中を熱く歓迎。総書記・国家主席当選への祝電や、四川省雅安市蘆山県で4月20日に起きた大地震へのお見舞いに対し、感謝を述べた。
習主席はまた、「パレスチナの古参の政治家であるアッバス大統領は、平和という戦略的選択を終始貫きながら、パレスチナ人民が建国の過程で重要な成果を収められるよう導き、人民および国際社会で幅広い支持を獲得している。中国人民の古い友人、良き友人であり、両国の各分野で一貫して友好協力に尽力している」とたたえた。
習主席はさらに、「アッバス氏の今回の訪問により、新たな時期における友好協力関係の全面的発展が力強く促されると確信している」と述べ、「双方関係やパレスチナ問題など共に関心を寄せる問題について、アッバス氏と踏み込んだ意見交換を行いたい」との意向を示した。
アッバス大統領は「1960年代から今日まで、双方は絶えず関係を発展させ、地域・国際問題で足並みをそろえている。今回の訪問は中国とパレスチナの深い友好関係を十分に示している」と述べた。(編集YT)
「人民網日本語版」2013年5月6日