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習近平総書記が現行憲法公布・施行30周年記念式典で重要談話

習近平総書記

 北京各界は4日午後、人民大会堂で集会を開き、中華人民共和国憲法の公布・施行30周年を盛大に記念した。習近平中共中央総書記(中央軍事委員会主席)が重要談話を発表した。

 習総書記は「わが国の憲法は国家の基本法の形で、中国の特色ある社会主義の道、中国の特色ある社会主義理論体系、中国の特色ある社会主義制度の発展の成果を確立し、わが国の各族人民の共通の意思と根本的利益を反映して、歴史の新たな時期における党と国家の中心的事業、基本原則、重大な方針、重要な政策の法制上の最高の体現となった」と指摘。

 また「われわれは成果を十分に肯定すると同時に、いたらぬ点にも目を向けなければならない」と指摘。主なものとして▽憲法の実施を保証する監督制度および具体的制度がまだ整っておらず、一部の地方や機関において法にのっとらない、法執行が厳格でない、違法行為が追及されないことが依然ある▽人民大衆の切実な利益に関わる法執行・司法問題がまだ目立つ▽公職にある一部の者の職権濫用、職責不履行、職務怠慢、汚職、法執行における違法行為、さらには自らの利益や私情のために法を曲げる行為が、国の法制の権威を著しく損なっている▽一部指導幹部を含む公民の憲法意識の一層の向上が待たれる--を挙げ、「こうした問題をわれわれは強く重視し、しっかりと解決しなければならない」と強調した。

 さらに「憲法の全面的な貫徹実施は、社会主義法治国家建設の最重要任務にして基礎的作業である。憲法は国の基本法、安定統治の総規則であり、法として最高の地位、権威、効力を備え、基本性、全局性、安定性、長期性を備える。いかなる組織または個人も、憲法と法律を超える特権を有してはならない。憲法と法律に違反する行為は全て追及しなければならない」と指摘した。

 中国の現行憲法は1954年憲法を基礎に、中国共産党の第11期中央委員会第3回全体会議で確定した路線・方針・政策に基づき、新中国成立以来の社会主義建設の長年の実践経験を総括し、国民全体の討論と全面的修正を経て、1982年12月4日の第5期全国人民代表大会第5回会議で可決され、公布・施行された。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年12月5日

記念式典。習近平、呉邦国、李克強、張徳江、兪正声、劉雲山の各氏らが出席した。
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