釣魚島に対する日本の「実効支配」は断じて受け入れられない (2)
釣魚島問題をめぐる現在の日本の絶え間ない挑発行動は、本質的にカイロ宣言とポツダム宣言の効力を否定し、戦後の国際秩序に挑戦する企てである。
日本側のいわゆる「現状に挑戦」に関して、2点を強調したい。第1に、現状を語るのなら、まず釣魚島の原状をはっきりさせなければならない。釣魚島は中国固有の領土であり、元々中国に属する。まさに日本側が甲午戦争(日清戦争)と米国の沖縄「返還」後に、中国の領土を盗み取り、巻き上げたのだ。第2に、もし日本側のいわゆる「現状」が釣魚島に対する日本の不法占拠といわゆる「実効支配」であるのなら、中国はこれまでこれを承認しておらず、受け入れていないということを強調したい。中国は一貫して、釣魚島周辺海域における日本のいわゆる「プレゼンス」と「管理・コントロール」は不法かつ無効であり、断じて受け入れられないと強調している。
現在の状況をつくりだした根源は日本が日本軍国主義による侵略の歴史を徹底的に反省し、清算していないことにあるということを強調して指摘しておかなければならない。われわれは日本側に要求する。日本側は幻想を捨て去り、現実を正視し、深く反省し、誠意と実際の行動を示して、現下の事態と問題の適切な解決に向けて的確な努力を払わなければならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年11月23日