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中国の周辺外交の難しさはどこにあるか? (2)

 ■難しさ3:大国の競争

 中日両国が大国として並立するのは歴史上初めてだ。中国の発展に日本はまだ適応できないらしく、「闘」の側面をいくらか強めている。「インドの象」と「中国の竜」は発展のスピードと影響力だけでなく、制度面でも競争している。中国の周辺環境にとって最大の変数は当然米国だ。中国の発展過程に対して戦略的影響力を備えているのは米国だけだ。中米関係の未来をどう見るかが、米国の対中政策と中国周辺での動きを決定する。米国の対中政策は「石を探りながら河を渡る」でもある。重視・対話・協力であり、中国の発展による配当を分かち合おうとする一方で、猜疑・牽制であり、中国の台頭を遅らせようと尽力する。牽制の手段の1つが、中国と周辺国との摩擦を利用することだ。

 中国の周辺環境にはプラス要素も少なからずあり、若干の複雑さや困難は適切に処置すれば、それ自体をチャンスに変えることができる。いずれにせよ、われわれは周辺外交を単純化したり、余り焦ったりしてはならない。周辺国と利益共同体を構築するには、各種の要素を総合的に考慮し、入念に計画を立て、たゆまず頑張り抜く必要がある。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年11月22日

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