中国の未来に影響を与える1960年代生まれの省・部級幹部(一)
--7人の省・部級正職 1960年代生まれの省・部級幹部が中国政界の明るく美しい光景となりつつある。概算統計では1960年代生まれの省・部級幹部は現在計161人、うち省共産党委員会常務委員は118人いる。若く、高学歴で、経験があり、人文・社会科学のバックグラウンドを持つことがその典型的特徴だ。人民日報海外版が伝えた。
今後5年間、さらには10年間、彼らの思想や特徴が中国の地方ガバナンスに影響を与え、その政治スタイルが若手幹部に影響を与える。少なからぬ幹部が5--10年後に、より高いレベルの指導部に入る見込みだ。彼らは未来の中国の行方と命運に影響を与える。
概算統計では、1960年代生まれの現任省・部級正職は7人いる。
■努爾・白克力(ヌル・ベクリ):文人が新疆を治める
1961年8月新疆維吾爾(ウイグル)自治区生まれ、ウイグル族。出生時に自然災害に遭い、生活は苦しかった。17歳で新疆大学政治学部に合格。卒業後同大で10年間教え、新疆大学中国共産主義青年団委員会書記、新疆大学党委員会宣伝部長を歴任。1993年に喀什(カシュガル)行政公署専員補佐に赴任。36歳で烏魯木斉(ウルムチ)市長に就任。当時最年少の省都(首府)市長となった。47歳で新疆維吾爾自治区主席に選出。現在自治区党委員会副書記、自治区主席。