＜図解＞2013年の政府活動を振り返る (2)

　2013年は複雑な情勢に直面した。世界経済は回復困難で、国内経済は下押し圧力が強まり、自然災害が頻発し、多重の問題が交錯した。経済・社会発展の主要年間目標を申し分なく達成し、改革開放と社会主義近代化において注目すべき重大な成果を上げた。

　経済運営が安定しつつ好転した。国内総生産（GDP）は前年比7.7％増の56兆900億元に達した。消費者物価の上げ幅は2.6％に抑制された。都市部の登録失業率は4.1％となった。都市部の新規雇用は過去最多の1310万人に達した。貿易総額は4兆ドルを突破し、さらに新たな段階に入った。

　住民所得と経済効果が高まり続けた。都市部住民の1人当たり可処分所得は実質7％増加し、農村部住民の1人当たり純収入は実質9.3％増加した。農村の貧困層は1650万人減少し、都市部と農村部の所得格差は引き続き縮小した。

　一定規模以上の工業企業の利益が12.2％増加した。歳入が10.1％増加した。

　構造調整が積極的な成果を上げた。食糧生産量は6000億キロを超え、10年連続の増産を実現した。サービス業が生産額（付加価値ベース）全体に占める割合は46.1％に達し、初めて第二次産業を抜いた。中西部の域内総生産（GRP）がGDPに占める割合は引き続き高まり、地域発展の協調性が高まった。全社会の電力消費量は7.5％増加、貨物輸送量は9.9％増加し、主要実物量指標と経済成長がマッチした。

　社会事業が勢いよく発展した。教育、科学技術、文化、衛生分野で新たな進歩を遂げた。有人宇宙船「神舟10号」が宇宙を飛行し、月探査機「嫦娥3号」が月面着陸に成功し、有人潜水艇「蛟竜号」が深海潜航の記録を塗り替えた。これによってイノベーション型国家の完成という目標を達成する能力と知恵が中国国民に完全にあることがはっきりと示された。

　過去1年間の困難は予測よりも多かったが、結果も予想より良かった。経済・社会発展は量的に拡大しただけでなく、質的にも向上し、今後の土台が固められた。

　これは困難を克服しながら前進し、新たな輝きを創造し続けるようわれわれを鼓舞するものである。（編集NA）

　「人民網日本語版」2014年3月6日

【特集】2014年全人代と政協会議