范氷氷がドラマで中国史上唯一の女帝「武則天」の役

　中国の人気女優・范氷氷(ファン・ビンビン) がこのほど、「微博（ウェイボー）」に現在撮影中のドラマ「武則天（ぶそくてん）」の劇中衣装とメイクを施した写真をアップし、新年の挨拶をした。ネットユーザーの間で「これまでで最も美しい武則天」などの声が上がるなど、話題になっている。武漢晩報が報じた。

　近年は映画出演が多く、約4年ぶりのドラマ出演となった范氷氷。重要なのは、視聴率や評価、話題性などの点で、范氷氷が実力を再び発揮できるかだ。范氷氷の個人事務所「范氷氷工作室」も制作に参加している同ドラマは現在、江蘇省無錫市でロケを行っている。放送がまだ始まっていない現在、視聴率に関して語るのは時期尚早だが、同作品には3億元(約51億円)が投じられているとされており、スタート地点で既に他の作品と大きな差をつけている。
　
　ドラマの中で14歳から80歳までの武則天を演じている范氷氷は、「武則天を演じたくない女優は、良い女優とは言えない。武則天は女優皆の夢。男性は天下を得るために生きるのに対し、女性は愛のために生きている。しかし、武則天はその両方のために生きた。武則天の役は子供のころからの夢で、それがかなった」と語っている。「武則天」をテーマにした映画やドラマはこれまでにも多く制作されてきた。「武則天」を演じたことがある女優にも劉暁慶（リウ ・シャオチン）や潘迎紫（パン・インズー）、帰亜蕾(グイ・ヤーレイ)、斯琴高娃(スーチン・ガオワー)　などそうそうたる名前が並ぶ。抜群の美貌を持つだけでなく、極めて複雑な個性や野心に満ちていたことでも知られている「武則天」を、范氷氷がどのように演じているのか、放送開始が楽しみだ。（編集KN）

　「人民網日本語版」2014年2月11日