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寧瀛監督 |
第26回東京国際映画祭のコンペティション部門に唯一選出された中国映画「オルドス警察日記」は19日夜に六本木で上映され、熱狂的な反応をもって迎えられた。寧瀛(ニン・イン)監督は上映後に行われた舞台挨拶で2度も大粒の涙を流し、「英雄は我々のすぐ傍にいることを信じてほしい」と語った。新華網が伝えた。
同日夜、座席数約650のTOHOシネマズ六本木ヒルズSCREEN7に空席は全く見当たらず、映画鑑賞後も人々は席を立つこともなく、しばらくの間拍手が鳴り止まなかった。記者席の前後に座っていた若い女性や高齢者もハンカチを手にし、目を真っ赤にさせていた。同国際映画祭のスタッフによると、日本の観客は感情などをあまり外に出さないため、このような熱い反応は非常に珍しいと説明した。東京国際映画祭の椎名保ディレクター・ジェネラルも一人で前列の端の席に座り、最初から最後まで映画を鑑賞していた。
寧瀛監督と王景春(ワン・ジンチュン)や陳維涵(チェン・ウェイハン)などの主演俳優が舞台挨拶&ティーチインのため舞台に登場すると、場内には再び熱烈な拍手が巻き起こった。シンプルな黒のパンツスーツに赤珊瑚色のメガネをかけて登場した寧瀛監督は暖かい笑顔を浮かべ英語で観客にあいさつした。
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