中国・イスラエル外相が電話会談

人民網日本語版 2024年10月15日16:14

王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は14日、イスラエルのカッツ外相と電話会談を行った。新華社が伝えた。

カッツ外相は地域情勢について、イスラエル側の見解と懸念を説明した。

王氏は「中東地域の衝突が長引き、エスカレートしていることを、国際社会は深く憂慮している。直ちにガザ地域の全面的かつ恒久的な停戦を実現し、全ての人質を解放し、人道支援物資のガザ地区への搬入が妨げられないようにすることが急務だ。暴力によって暴力を制することは、各方面の合理的な懸念の真の解決にはならない。ガザ衝突は、パレスチナ問題が依然として中東問題の核心であることを改めて示した。国際社会の訴えは非常に明確だ。つまり、『二国家解決』という政治的解決の道に早急に回帰し、イスラエル・パレスチナ両国の平和的共存、ユダヤ・アラブ両民族の調和ある共生を最終的に実現することを望むというものだ。これは、イスラエルを含む各方面が安定と恒久的な安全を得るための正しいアプローチだ」と指摘。

「中国は現在の緊迫するイスラエル・イラン情勢を注視している。我々は、地域におけるさらなる戦争や混乱の発生は、誰の利益にもならないと考える。各方面が慎重に行動し、情勢が悪循環に陥るのを防ぐことを希望する。中国は地域問題においていかなる私利もなく、地政学的争奪に参加したこともない。国連安保理の常任理事国として、中国は常に平和の側、国際法の側、事実と真理の側に立っており、引き続き事態の沈静化、地域の平和回復のために建設的な役割を果たしていく」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年10月15日

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