中国の宇宙ステーション、軌道上で100件以上の科学・応用プロジェクトを実施
中国の有人宇宙飛行宇宙科学・応用分野初の各学科集中交流学術大会として、中国有人宇宙ステーション2024年宇宙科学・応用学術年次総会が、25−28日に陝西省西安市で行われる。中国有人宇宙飛行宇宙応用システムチーフデザイナーで、中国科学院宇宙応用センター副センター長の呂従民氏は、「中国の有人宇宙ステーションの建設開始以来、宇宙応用システムはすでに軌道上で100件以上の科学実験・応用試験を実施しており、多くの初を含む重要な研究の進展を遂げた」と明らかにした。中国新聞網が伝えた。
呂氏は、「中国の宇宙ステーションの建設開始以来、宇宙応用システムはすでに1.8トン近くのペイロード及び実験サンプルを宇宙ステーションに届けており、有人宇宙船と共に6回・100点近くのサンプルを回収している。重さ100kg近くにのぼるサンプルは主に金属及び合金材料、機能性結晶、非金属複合材料などの材料サンプルと、細胞、タンパク質、植物などの生命実験サンプルが含まれる」と説明した。
中国の宇宙ステーションの科学実験・応用試験の段階的な研究成果が現在、持続的に生み出されている。宇宙生命分野で、微小重力が造骨細胞形成の変化に影響を及ぼすメカニズムを解明し、骨喪失と関連する10以上の潜在的な重要ターゲットを発見したことで、骨粗鬆症への薬物干渉に応用される見込みだ。中国は初めて軌道上でゼブラフィッシュ・金魚藻二元生態系を構築し、軌道上で40日余り安定的に維持した。中国の宇宙における脊椎動物育成のブレイクスルーを実現した。初めて宇宙で稲の「種から種」への全ライフサイクル培養、そして宇宙再生稲の培養を遂行し、新たな微小重力応答による開花経路の分子調節を発見した。線虫、微生物、稲の種、生物大分子などの16種のサンプルの船外曝露実験を実施した。
宇宙材料分野で、金属及び合金の凝固メカニズム、機能性結晶、船外材料曝露などの面で一連の進展と国際的な影響力を持つ重要な科学的発見を取得した。潜在的な応用の価値を持つ複数種類の機能性結晶材料を開発した。その性能は一般的に地上よりも優れている。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年9月27日
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