イイギリ「宇宙種子」第1弾の育苗が成功

人民網日本語版 2024年08月12日15:04

中国第1弾のイイギリの種が2023年、有人宇宙船「神舟16号」によって宇宙に運ばれ、宇宙育種を実施した。イイギリ宇宙育種拠点が今年4月、雲南省宣威市で設立された。最近第1弾の種の育苗が成功した。中央テレビニュースが伝えた。

ナンテンギリとも呼ばれるイイギリは中国の重要な木本油糧樹種で、「木の油の貯蔵所」として知られており、適応性が高く、高速成長・高収量、高い油収率といった特徴を持つ。

科学研究者の曾美玲氏は、「神舟16号が持ち帰ったイイギリの種についてはまず消毒処理を行い、発芽培地に入れ、次に適切な温度、湿度、照明の培養室に置き、休眠状態を打破する。10日前後で発芽すると、この発芽した苗を適切な培地に移し、急速に増殖させる。イイギリの種は10日間で発芽すると、実験室から温室に移される。苗が移植に適したサイズに成長するのを待つと、科学研究者はこれを地面に移植する。成熟するまで成長した後、より多くのイイギリの種苗の繁殖に用いられる」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年8月12日

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