「宇宙養魚」が順調に進展、ゼブラフィッシュの状態が良好
人民網日本語版 2024年05月20日11:03
中国科学院の専門家は19日に北京市で、中国初の軌道上水生生態系研究プロジェクトの進捗状況を説明した。宇宙ステーション小型制御生命生態実験モジュールは有人宇宙船「神舟18号」の乗組員によってモジュール「問天」の生命生態実験キャビネットに移され実験を行った後、現在軌道上で安定的に稼働している。4匹のゼブラフィッシュは良好な状態にある。新華社が伝えた。
「神舟18号」は4月25日に酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。3人の宇宙飛行士とともに、4匹のゼブラフィッシュと4グラムの金魚藻も宇宙へと旅立った。これは軌道上で安定的に稼働する宇宙セルフ循環水生生態系を構築するため用いられ、中国の宇宙における脊椎動物の育成のブレイクスルーを実現する。
中国科学院上海技術物理研究所の鄭偉波研究員は、「宇宙飛行士は現在まで2回の水サンプル採取と1回の餌ケースの交換に成功した。ゼブラフィッシュは微小重力環境で、逆さ泳ぎ、回転運動、円運動といった方向感覚の異常現象が見られる。科学者は今後、回収した水サンプルや魚卵などを用い、関連動画と結びつけ宇宙環境の脊椎動物の成長、発達、行動への影響に関する研究を行うと同時に、宇宙閉鎖生態系の物質循環の研究にサポートを提供する」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年5月20日
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