中国が特徴的な宇宙栄養サポートシステムを構築 「宇宙の食卓」がより豊富に

人民網日本語版 2024年09月23日15:36

22日の「第2回宇宙医学フロンティアフォーラム」で明らかになったところによると、中国は特色ある宇宙栄養サポートシステムを構築しており、未来の深宇宙探査ミッションに向けた戦略的技術の蓄積を行っている。新華社が伝えた。

有人宇宙船「神舟18号」の乗組員は今年の中秋節(旧暦8月15日、今年は9月17日)、中国の宇宙ステーションで、蓮の実あんの「宇宙月餅」、スパイシーマトン、ジャガイモと牛肉の煮込み、ポークチョップの煮込み、オオクログワイ入りの餅菓子などを味わった。これらは地上サポートチームが各宇宙飛行士の好みに合わせて準備した特製の「中秋節のご馳走」だ。

中国宇宙飛行士科学研究訓練センターの李瑩輝氏は、「宇宙ステーション段階における中国料理の産業化重要技術のブレイクスルーを実現し、中国料理を宇宙の食卓に取り入れ、宇宙飛行士が遠く離れた宇宙でも家庭の味を楽しめるようにした。中国はさらに精確な栄養調整技術を高め、無重力などによる人体の生理学的問題に対応するための精確な飛行栄養供給量基準を開発し、宇宙飛行士の180日以上の健康的な飛行を全力でサポートする。また軌道上機能性宇宙食重要技術のブレイクスルーを実現し、抗酸化、免疫増強、疲労回復、腸内細菌調整の作用がある機能性宇宙食を開発し、宇宙飛行士の軌道上での適応力向上を後押ししている」と説明した。

宇宙ステーションでの滞在と比べると、月面滞在はより厳しい補給の課題に直面する。地球から遠く離れることでコストが増加し、適時性が低下するからだ。

同センターの臧鵬氏は、「未来の深宇宙探査ミッションの戦略的技術の蓄積に向けて、中国は軌道上調理や地球外生存新型食品開発の重要技術の研究を行っており、未来の長期的な地球外生存のための基礎的サポート条件を提供する」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年9月23日

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