中米が北京で新たな戦略的意思疎通を開始
人民網日本語版 2024年08月28日13:23
王毅中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)は27日、北京で米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と新たな戦略的な意思疎通を開始した。新華社が伝えた。
王氏は「中米関係は両国に関わり、世界に影響を及ぼす。過去数年間の両国関係は波瀾に満ちていた。習近平国家主席とバイデン大統領の戦略的リーダーシップの下、我々はバリ島会談へと回帰し、サンフランシスコでの会談を実現させた。その間の経験は総括に値し、汲み取るべき教訓がある。肝要なのは、相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンという大きな方向性をしっかりと把握することだ」と指摘。
「両国首脳のサンフランシスコ首脳会談における共通認識をしっかりと実行に移すことは、中米双方の共通の責務であり、今回の戦略的な意思疎通における主たる任務でもある。双方が今後2日間、この点について踏み込んだ意思疎通を行うことを望んでいる。今回の意思疎通がこれまでと同様に戦略的かつ具体的なものであることを希望する。それと同時に、意思疎通はより建設的なものとなり、中米関係が『サンフランシスコ・ビジョン』に向けて妨害を克服し、障害を排除し、安定的かつ健全で持続可能な発展を真に実現する後押しとなるべきだ」とした。
サリバン氏は「バイデン大統領は米中関係を責任をもって管理し、競争が衝突に変わることを回避するとともに、利益を共有する分野で協力を実施すべく尽力している。今回の戦略的な意思疎通を通じて、中国側と広範な議題について成果に富む対話を行い、両国首脳間の共通認識をしっかりと実行に移すことを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年8月28日
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